読書会の学習ポイントと感想



◇2026年5月17日――学習内容

・スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]幽界・後半

・インフォメーションNo.39 地縛霊の救済は、スピリチュアリズムの使命です


先月に続き「幽界」について学習しました。

 

(4)幽界での霊的純化のプロセス

幽界では、霊界に入る準備段階として、地上的意識・地上臭を拭い去ります。これが「霊的純化のプロセス」です。純粋な霊的存在にならなければ、霊界へ行くことはできません。そのため霊的純化は、幽界の一番の目的となっています。

幽界は地上的欲望が何でもかなう世界です。しかし、やがてそうした何でも自由に手に入る生活、自分の地上的欲望を満たすだけの生活に、少しずつ飽きを覚え、嫌気が指し、次第に虚しさを感じるようになっていきます。こうした、ごく自然な形で地上的欲望を捨て去ることになります。それと同時に霊的本性が目覚め、精神的・霊的なものを求め始めるようになります。心が霊的なものを指向するようになると、眠りの状態に入り、気がつくと本格的な霊的世界である、霊界に入っています。

 

(5)幽界下層の“暗黒のスポット”

幽界下層には、低級霊・邪悪霊のグループがあります。邪悪霊は、霊的光の射し込まない醜悪な環境をつくり出します。彼らにとっては、そこが最も相応しい場所ですが、外部から見ると“暗黒のスポット”として映ります。

また、幽界下層には間違った宗教の狂信者のグループがあります。彼らもまた、暗黒のスポットをつくり出します。狂信者の霊たちは、地上時代のような教会をつくり、そこで信仰生活を続けています。

実は、この暗黒のスポットが、これまで“地獄”といわれてきたものの実態です。従来の宗教が説いているような、地獄という独立した世界は存在しません。暗黒のスポットでは、多くの霊がもだえ苦しみ、地獄さながらの状況が展開しています。

そうした低級霊や未熟霊たちも、いずれ霊的覚醒の時を迎えることになります。それぞれの霊に見合った苦しみを味わう中で、徐々に霊的意識が芽生えるようになるのです。低級霊や未熟霊も、こうした一連の霊的純化のプロセスを歩むことで、幽界を卒業して霊界に行く準備が整うことになります。

 

***

 

幽界についての学習の後、インフォメーションNo.39について学びました。

No.39は2年前(2024年5月)にも学習しましたが、今回は、地縛霊の救済活動についてのポイントを復習しました。

 

生前、イエスを神と信じてきたキリスト教徒は、死後、地縛霊になります。イエスは、幽界でのキリスト教徒の悲惨な状況に、心を痛めてきました。そして、哀れな地縛霊を救済するために乗り出しました。

イエスが計画するスピリチュアリズムによる救いは、地上世界だけではなく、幽界にまで及んでいます。イエスの計画は地上人の想像を超えた、壮大な計画なのです。

イエスを頂点とする霊界の大軍団は、一刻も早く人類を救うために、すべての力を結集して地上に働きかけています。しかし、人類救済計画は、霊界の力だけでは成就することはできません。霊界の道具となって働いてくれる地上人の協力がどうしても必要であり、そのような地上人が一人でも多く現れることを霊界は待ち望んでいます。

こうした霊界の事実を知り、イエスをはじめとする高級霊の願いに応えることができるのは、私たちスピリチュアリストしかいません。

霊界の期待に少しでも応えることができるように、決意を固め直しましょう。人類の救いのために働ける道具を目指して、真理の実践に努め、力をつけていきましょう。

 

〈参照〉インフォメーションNo.39 地縛霊の救済は、スピリチュアリズムの使命です


◇2026年5月17日――参加者感想



◇2026年4月19日――学習内容

スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]幽界・前半


読書会のはじめに、インフォメーションNo.47のイエスの通信(2022.10.07)を読み、思想体系の役割についての理解を深めました。その後、思想体系[Ⅰ]の学習を行いました。今回学んだのは、人間が死後、最初に赴く霊的世界である「幽界」についてです。

 

(1)スピリチュアリズムの死後世界観の概要

死を迎えた人間は死を自覚すると、指導霊に導かれて、最初の霊的世界である幽界での生活に入っていきます。幽界は霊界の一部であり、地上に一番近い霊界が幽界です。人間は死後、すぐに霊界に行くのではなく、一旦は幽界を経なければなりません。幽界は、霊界へ行く準備をするために一時的に留まる世界、過渡的な死後の世界ということになります。霊界へ行くための準備とは、地上的意識・地上臭を拭い去ること(霊的純化)です。幽界で霊的純化のプロセスを経ることで、霊界に行く準備が整います。霊界が、本格的な死後の世界です。人間はここで、永遠の霊的成長のプロセスを歩んでいくことになります。

 

(2)従来の宗教の死後世界観とシルバーバーチの死後世界観の比較

従来の宗教が説く死後世界観として、最も一般的なものが二分的他界観です。これはキリスト教やイスラム教で説かれている死後世界観で、人間は死ぬと、天国か地獄のどちらかに行くようになるというものです。古来、日本においても、人間は死ぬと極楽浄土へ行って幸せに暮らすか、地獄に落ちて苦しむようになるのか、といった二分的他界観を信じてきました。しかし、こうした二分的他界観は、人間がつくり出した“空想”に過ぎません。

それに対して、シルバーバーチは全く異なる死後世界観を明らかにしました。シルバーバーチは、「死後の世界はたった一つで、そのたった一つの死後の世界は、無数の界層から成り立っている」と述べています。これを多層的他界観といいます。これがシルバーバーチが説いた“真実の死後世界観”です。

 

「霊の世界は、境界線によってどこかで区切られているわけではありません。進化のレベルの低い界層から高いレベルの界層へとつながっていて、その間に境界はなく、すべての界層が1つに融合しています。」                       (シルバーバーチの教え・上)

 

(3)幽界の様子と地上世界との違い

幽界で過ごす期間は、霊的内容によって一人一人異なります。生前から霊的知識を知っているスピリチュアリストであっても、一時、幽界で生活することになります。

幽界と地上世界との違いをまとめると以下のようになります。

 

1.地上世界とそっくりな世界で、すべてが地上より美しい

2.時間と空間の制約がなく、瞬時に移動することができる。また、昼と夜の区別がない

3.霊体だけで生活するため、肉体の苦痛や病気、障害はなくなる

4.飲食や睡眠をとる必要がなく、お金を稼ぐための労働は不要

5.願うことが何でもかない、心で思うことが形体化する。やりたいことが何でも出来る(スポーツ・趣味など)

6.行きたい場所に自由に行ける

7.テレパシーで通じ合う

8.心の中身が周りの人々に知られる

 

「低級界、いわゆる幽界は、いろいろな点で地上とそっくりです。これは、新参者が新しい環境に慣れるようにとの神の配慮なのです。そうでないと、彼らが幽界に順応するのは、非常に難しくなります。(中略)こちらにも庭があり、家があり、湖があり、海があります。それらは霊界の住人にとって、現実に存在する世界なのです。形体のない漠然とした世界ではありません。私たち霊界の住人には地上人のような肉体はありませんが、まぎれもなく人間なのです。」

(Lift Up Your Hearts)

 

神は、すべての人間にできるだけショックを減らし、心の平静さを保たせようとして、地上とそっくりの環境を準備されたのです。

大半の者は、幽界での生活に心から満足し、いつまでもここにいたいと思います。しかし、幽界は霊界に行くための準備をする場所ですから、ずっと幽界に居続けることはできません。やがて、楽園のような生活に飽きを感じ、次第に嫌気が指すようになっていきます。こうした心の変化が、幽界での目的である霊的純化のプロセスになっています。

霊的純化のプロセスについては、来月、学習していきます。

 

〈参照〉YouTube スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]死後世界観ー幽界


2026年4月19日――参加者感想→



2026年3月14日――学習内容 

・講義発表

・魂の成長は地上の苦難をプラス思考で乗り越えることによってなされます

「苦しみへの正しい対処」(ニューズレター第2号より)


今月も、前半は講義発表を行いました。今回も3名の方に発表していただきました。3名とも、発表のためにしっかりと準備と練習を重ねてきたことが伝わってきました。今回、初めて講義発表に臨んだ参加者も、思い切って挑戦してみたことが、良い経験になったことと思います。

今後も、定期的に講義発表を行いたいと思っています。講義発表というアウトプットの学習を通して、霊的真理の理解をさらに深めていきましょう。

 

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後半は、ニューズレター第2号より、霊的人生を歩むために必要な実践の一つである「苦しみへの正しい対処」について学習しました。

一般の人々は、苦しみや困難がないことが幸せであり、苦難があることは不幸であると考えます。スピリチュアリズムの真理を知った私達であっても、苦難を避けたいと思うものです。しかし、シルバーバーチをはじめとする高級霊は、苦しみに対して地上人とは全く違った見方をしています。「苦しみを避けてはいけません。ありがたいものとして受け入れなさい」と言っています。高級霊は、苦しみを永遠の観点から眺めているのです。

 

霊界には、私達が体験するような地上的な苦しみはありません。死んで霊界に行けば、今地上で抱えている一切の苦しみはなくなります。それに対して地上生活では苦しみはつきものです。しかし、その地上ならではの苦しみがあるために、地上人生は意義を持っているのです。

地上という物質世界では、魂の成長レベルが異なる様々な人々が、同じ平面上に生きています。そのため、人間関係において必ず苦しみや摩擦が生じるようになっています。また、肉体があるがゆえの様々な苦しみを持つようになっています。

 

苦難に直面した時の考え方として、二つの方向性があります。一つは苦難を善いものとして受け止めることです。自分の成長にとって必要なもの、あるいは過去に自分が犯した摂理違反(利己的生き方)に対する償いとして、プラス的に考えることです。

もう一つがマイナス的な受け止め方です。不平不満の思いを持ってイヤイヤ受けて行くものです。しかし、そうしたマイナス思考の歩みでは、せっかくの魂の向上のチャンスを失うことになります。

 

現実に苦しみや困難に遭遇した時は、誰もが視野が狭くなり、苦しみだけに心が占められるようになりますが、霊的真理を知っていることの真価の発揮のしどころは、まさにそうした時なのです。そういう時こそ、私達に勇気を与え、心の持ち方を安定させてくれる霊的真理にしがみつき、苦しみに立ち向かって行くのです。

 

この世の価値観にとらわれている限り、苦しみはどこまでもついて回るようになっています。この世に対する未練が一切なくなった時、地上の苦しみを苦しみと感じなくなります。苦しみを克服するには、地上的思考をぬぐい去って霊的真理に立つことしかあり得ません。物事を霊的に眺め、霊界人と同じ考え方ができるようになってこそ、困難を困難と感じなくなります。常に上から臨めば、苦しみを小さなものに位置づけすることができるのです。これが苦しみ・困難に正しく対処するということなのです。

こうした心境に至ることは簡単ではありませんが、真理を知った私たちは、苦しみを正面から受け止め、霊的成長の糧としていかなければなりません。そのためにも、自らを謙虚に真理に従わせて、自分の視野を広げていきましょう。明るく前向きな心で、苦しみを乗り越えていきましょう。

 

「要するに理解が行き届かないから苦しい思いをするのです。十分な理解が行けば苦しい思いをしなくなります。また、すべきではありません。」

『シルバーバーチの霊訓(6)』(潮文社)p.195~196

 

「それによって苦しい思いをするか否かは、あなたの進化の程度の問題です。」

『シルバーバーチの霊訓(6)』(潮文社)p.193

 

〈参照〉魂の成長は地上の苦難をプラス思考で乗り越えることによってなされます(ニューズレター第2号)


2026年3月14日―――参加者感想→



2026年2月14日――学習内容

・講義発表

・霊的視野を身につけましょう(ニューズレター第17号より)


2026年最初の読書会となった今回は、3名の参加者に「講義発表」をしていただきました。発表内容は「救済の全体像」もしくは「宗教の全体像」で、一人15分の発表です。3名の発表からは、それぞれが真剣に練習されてきたことがよく分かりました。また、真理を伝えたいという思いが、しっかりと込められていました。

講義発表を通して、何よりも自分自身が霊的真理の理解を深めることができます。まずは自分自身が真理を正しく理解して、人に真理を伝えることができるよう、力をつけていきましょう。

 

***

 

読書会の後半は、ニューズレター17号から「霊的視野を身につけましょう」を学習しました。

霊的視野を持つとは「霊界の人々が地上世界や地上人を眺めるのと同じように見る」ということです。霊界の人々と同じような見方・考え方をするということです。

 

肉体を持ち、霊的感覚の失われてしまっている地上人でも、「霊的真理」に沿って自分の考えを変える努力をすることで、高級霊と同じ「霊的視野」を持てるようになります。もちろん、地上人が霊的視野を持つためには、大変な努力が要求されます。いつも霊的真理を思い出して、それに一致させようとする“意識的な努力”が必要となります。そうしない限り、いつまでたっても肉体的な視野・物質的な視野から抜け出ることはできません。地上的な間違った考え方のままで、毎日を過ごすことになってしまいます。

 

シルバーバーチは「地上人が霊的視野を持てるようにすることが、自分達が地上に来た目的である」と言っています。霊的視野を身につけることは、私達スピリチュアリストにとっての明確な目標なのです。霊的視野が身につくと、地上世界を物質的な視点からではなく、高級霊と同じような永遠の観点から日常の出来事を眺めることができるようになります。そして、そのような高い心境を持つことで、霊界の人々の協力や応援を引き出すことができるようになるのです。

 

読書会の最後に「霊的視点を身につけるための実例」の中から、いくつかを読み上げました。その間参加者には、目を閉じて“霊界”や“神”を心の中に思い描くことを、実際に行ってもらいました。

日常生活の中でも、一人の時間をつくって霊的真理を思い出し、心の持ち方を正していく努力を続けていきましょう。そして霊的視野という“正しい視野”で人生を眺めることができるよう、努めてまいりましょう。

 

「物質の中に閉じ込められている皆さんにとって、霊的実在を原理とした物の考え方をするのが難しいものであることは、わたしもよく知っております。しかし、そういう考え方をお教えするのが、わたしたちがこうして地上へ戻ってきたそもそもの目的なのです。皆さんが人生を正しい視野、正しい焦点でとらえてくださるように導くことです。」

『霊性進化の道しるべ』P99

 

〈参照〉霊的視野を身につけましょう(ニューズレター第17号)


◇2026年2月14日――参加者感想→